クラフトコーラとスパイス

おはようございます。

かざねっこです。

本日の題名は『クラフトコーラとスパイス』です。

ごゆるりとお付き合いいただけると嬉しいです。

 

上の子が学校からチラシをもらってきた。

とある休日に駅前でお祭りをするらしい。

お祭りが大好きな子供たち。

行きたいというので、連れて行く約束をした。

 

そして、当日。

お祭りの本番は夕方から。

その日は、上の子が

昼過ぎから習い事があって

習い事の場所の近くが

お祭りの会場になっていたので

上の子を送っていった後、

帰り道に寄ってみることにする。

多分、混雑すると思うから

どんなことをやっているのか事前に下見。

楽しいことの大好きな

真ん中の子が一緒についてくる。

 

お昼過ぎ。

会場はすでに混雑気味。

出店やキッチンカーが所狭しと並んでいる。

祭りが始まるのを心まちにする人々。

その様子を遠くから眺めているだけでも楽しい。

真ん中の子としっかり手をつなぎ、

意を決して人ごみの中に分け入る。

ちらちらとお店を覗いて、

さらっと帰るつもりだったのに、真ん中の子の

「あれ欲しい」「これ欲しい」コールで

何度も足を止められる。

そのたびに、手を引いて進むよう促すけれど

どれもこれも、真ん中の子にとっては

欲しい物ばかりらしい。

なかなか、前に進めない。

段々、付き合いうのにも疲れてきて

「そもそも、今は下見だからお金を持っていないし、

そんなに欲しければご自分のお金でどうぞ?」

と言ったら黙った。

欲しくても、自分のお金で買うのは嫌なようだ。

まあ、色々と目新しいものがあると

楽しくなっちゃうのはわかるけれど。

どれもこれもは買えません。

 

お店はを全部見終えて、一旦、家に戻ることにする。

次行くときは夕刻だ。

今度は子供三人連れて行くから

ますます宥めるのが大変そうだなと思う。

 

夕刻。

会場に人がどんどん集まって来る。

中には浴衣を着た人もいて

さらにお祭り気分を盛りたてる。

末っ子をベビーカーに乗せ、

上の子たちがはぐれないように

必死に目を光らせて。

人ごみの中に子供を連れて行くと

正直、気が気じゃない。

ふと気を取られた瞬間に

誰かがいなくなっているんじゃないか

なんて不安になる。

特に子供の目を引くものが色々とある場所は!

なので、主人と何度も声を掛け合いながら

子供の数を確認しつつお店を見て回る。

 

一通り見回って、

さて、どうしようか、という話になる。

もう少ししたら、会場で催しが始まるのだけれど

人ごみをかき分けてまで

見に行く元気がもはや、ない。

なので、何か子供たちの食べたい物を

買って帰ることにする。

子供たちが選んだのはかき氷。

私自身は何も買うつもりはなかったけれど

主人から「あなたはどうする?」と聞かれて迷う。

ひとつ、気になるものがあった。

それが、クラフトコーラ。

 

そもそも、私は甘い物があまり得意でない。

そして、炭酸系もあまり得意でない。

飲むとなぜか涙が出てくる。

ただ、限定的に昨年の夏は飲みたくなった。

ただの炭酸水。

それは、うだるように暑い夜に

三人の子を順番にお風呂に入れて

最後に、自分がお風呂を上がった後。

あまりにも暑すぎて

もはや、喉を潤すのに、

冷たいだけでは物足りない。

喉にシュワっと刺激が欲しい!

 

ただ、炭酸水独特の酸味は

どうも私には合わなかったらしい。

仕方ないので、レモン汁を入れた。

そしたら、飲めた。

もちろん、涙はでてくるけれど。

 

でも、普段からわざわざ飲もうとは思わない。

 

だから、コーラ自体にはあまり興味はないはずだった。

でも、コーラが『スパイスを使って作る』

ということを知って

ちょっと興味を持ってしまった。

 

「スパイス」&「ハーブ」

あまり詳しく知っているわけではない。

でも、各々にそれぞれ効能があって

出来上がった料理にちょっと一振りするだけで

たちまち風味や味が豊かになる。

残念ながら、わが子たちには好まれなくて

今のところ、我が家の食卓ではご活躍頂けていない。

ただ、もし、使いこなせたら面白いだろうな、

なんて、ひそかに思っていたりする。

そんな時に、偶々、目にした

クラフトコーラのレシピ。

それから、ずっと頭の片隅にあった。

でも、いまいち私の中で

美味しい要素が見つからず

わざわざ『作ってみよう』

という気にまではならなかった。

そして、今度は、偶然、

出店で売っているのを見つけた。

いい機会だと思った。

「クラフトコーラ」といわれるものが

どんなものなのか

実際に飲むことができるのだから。

 

主人に、クラフトコーラを味見したいと伝えた。

主人は時折、コーラを飲む人。

今回はいつもと変わったコーラになってしまうけれど

了承してくれた。

(つまり、残りを全部飲んでくれるということ!)

 

早速、売っているお店に行く。

売っているコーラは二種類。

スパイシーなモノとマイルドなモノ。

せっかく飲むなら、

スパイシーなモノがいいなと思った。

でも、そのスパイシーというのが

唐辛子と知って、躊躇する。

だって、大半を飲むのは主人だし・・・。

ちらりと主人の顔を見る。

「せっかくだから、二つ買ってみる?」

迷う私に主人が提案してくれる。

その提案に、さらに焦る私。

さすがにコーラ二本は、

糖分の摂りすぎでしょ💦

 

でも、後で気づいた。

別に二本買ったとしても、

一本は違う日に開ければ良かったんじゃないか・・・。

 

少し考えて、マイルドな方を選ぶ。

単に、最初から上級編へいく勇気がなかったから。

それに、もし、これがおいしかったら、

自分で作った時に

唐辛子を入れてみればいいやと思ったのだ。

 

主人からコーラを受け取る。

見知っている黒いコーラより少し淡い茶色。

瓶に入っていて、きんきんに冷やされている。

蓋を開ける。

シュワっと泡のはじける音。

口に含むと、柑橘系の爽やかな香りが

ぱっと口の中に広がる。

柑橘特有の苦みが除かれた、まろやかな酸味。

美味しくて、二口三口と進む。

進めていくうちに、木の香りがすることに気づく。

ほんのりではない、しっかりとした木の香り。

ラベルに印刷されている材料を読む。

木の香りはクロモジ。

酸味は柑橘系のほかに

果物の酢が使われている。

そうか、酸味は酢でもいいんだ。

頭の中で色んなバリエーションを思い浮かべる。

こういうの、面白い!

 

一旦、飲むのをやめる。

カルダモンやシナモンの香りが、

口の中にしっかり残っていて

呼吸するたびに感じられる。

スパイス、いい!!

やっぱり、いい!!

嬉しくなってきて、つい、にんまりしてしまう。

でも、舌にべったりとまとわりつく甘さは苦手だ。

一般の物よりは甘さは控えめだと思うけれど。

作るなら、極力甘みは減らしたい。

ただ、全く甘みなしだと

美味しくないかもしれないし。

いけるかな、どうかな、と悩みながら

とりあえず、手っ取り早く

即席で作る方法を考える。

無糖の炭酸水にレモン汁と

いくつかのパウダー状のスパイスを

振りかけて混ぜる。

それで美味しかったら、

もう少し手を加えてみよう。

 

次の日。

早速、主人に炭酸水とシナモンを買ってきてもらった。

家にはレモン汁とカルダモンがある。

すぐ作れるといえば作れるのだけれど。

炭酸水って、一本の量が多い。

絶対に一回では飲みきれない。

それに、一度蓋を開けると

どんどん気が抜けていってしまう気がする。

なので、主人が一緒に飲める日に

開けようと思っている。

よって、炭酸水は現在、冷蔵庫の片隅で

ごろごろと転がりながら待機中。

 

ただ、久しぶりにスパイスの良さを

再確認してしまった私。

使いたくて仕方ない。

なので、今は別のことろで使っている。

それは、私が昼ご飯を食べた後、

まだ末っ子が食べ終わっていない

つかの間の休憩中。

いつも、ほうじ茶ラテを飲んでいる。

といっても、そんな手のこんだものではない。

カップに水を入れて

ティーパックのほうじ茶を放り込み、

レンジでチン。

しばらく放置した後、牛乳を入れて

またレンジで温め直す。

今は、そこにちょっとだけ

スパイスを振りかける。

ほうじ茶のチャイもどき。

意外に美味しくて、現在はまり中。

飲んでいると、

午後からもうひとがんばりするぞ!って

不思議と元気が沸いて来る。

お供は、カカオ分88%のチョコレート。

 

 

今はまだ、

じっくりとスパイスに向き合うのは難しい。

だから、ちょこちょこと出来る範囲で楽しんで

いつかの楽しみに取っておこうと思う。

とりあえずは、まずは即席クラフトコーラかな。

スパイスさん

 

 

 

本日もお付き合いいただき

ありがとうございました☆